「心の声」から「●の声へ」

Uncategorized Sep 19, 2021

 

 

こんにちは、たなだです。

 

 

心理学を学んだり、カウンセリングを受けると、「心の声」を大切にすることを教わります。

 

しかし、この「心の声」というものが、意外と曲者です。

 

今まで「誰からも好かれたい」「そのために他人の期待に応えよう」「いい人でいよう」「正しく生きよう」と無理や我慢を続けてきた人が、自分の「心の声」に従って生きられるようになると、確かにストレスが減って、「楽(らく)」に生きられるようになります。

 

しかし、「楽(らく)」に生きるのと、「幸(しあわせ)」に生きるのとでは、ぜんぜん違います。

 

もし、「心の声に従って生きると幸せになれる」のが本当だとしたら、心理学者や心理カウンセラー(セラピスト)、精神科医等は、みんな幸せな人生を送っていてもいいはずですが、現実はそうでもないようです。

 

なぜでしょうか?

 

「心の声」に従って生きたからといって、必ずしも幸せになれるとは限らないのは、「心の声」に従うとストレスが減って「楽(らく)」にはなりますが、その結果、「幸(しあわせ)」から遠ざかることが多いからです。

 

もっと説明が必要ですね。

 

 

他人の言動や周囲の出来事に対するあなたの反応は、あなたが抱えているトラウマの影響を受けます。

 

トラウマを抱えている人は、健全な人間関係や幸せな環境に身を置くと、不安やストレスから居心地が悪くなります。

 

例えば、人から大切に扱われると、心がザワつきます。

 

人から愛されると、怖くなって逃げ出したくなります。

 

楽しいことをしたり、幸せになると、罪悪感がします。

 

 

逆に、トラウマを抱えている人は、不健全な人間関係や不幸な環境に身を置くと、慣れ親しんだ安心感や納得感を感じます。

 

例えば、物事が失敗に終わったときに、どこか「ホッ」としている自分がいます。

 

他者から酷い扱いを受けたときに、「やっぱり、私は・・・」と自分らしい感じがします。

 

愛する人から嫌われたときに、「いつも、いつも・・・」と結果を予見していたように納得します。

 

何か不幸を経験すると、どこか馴染みのある感覚がします。

 

 

このように、未解決のトラウマを抱えた人の心は、経験したことのない未知の幸福よりも、慣れ親しんだ不幸の方を好むのです。

 

つまり、「心の声」は容易に間違いを犯す、ということです。

 

だから、もし幸せになりたかったら、ただ「心の声」に従って生きているだけではダメなのです。

 

 

もし本当に幸せになりたかったら、「心の声」を聴くではなく、「魂の声」に耳を傾けて、それに従わなくてはなりません。

 

「魂の声」とは、トラウマやビリーフ等の影響を受けない、汚れのない純粋な心の核が発するメッセージを指します。

 

ここで注意を要するのは、「心の声」と違って、「魂の声」は囁くようにとても小さいことです。

 

 

「心の声」は、「嫌だー!」「大嫌いー!」「腹立つー!」「憎いー!」「もう辞めてやるー!」「もう別れるー!」等と大声で騒ぎ立てるので、とてもわかりやすいです。

 

一方、「魂の声」は、「本当は悲しい」「本当は寂しい」「本当は不安」「本当は分かり合いたい」「本当は仲良くしたい」「本当は愛されたい」「本当は愛しています」等と、自分ではあまり認めたくない本音を小声で囁くので、注意して耳を傾けていないと容易に聞き逃します。

 

「魂の声」に従って生きられるようになるためには、それなりの意識と練習が必要です。

 

「私の魂の願いは何だろうか?」

 

この問いを、毎日、毎日、来る日も、来る日も、自問し続けてみて下さい。

 

 

「魂の声」に従って生きられると、大抵の悩みや問題はどうでも良くなります。

 

「魂の声」に従って生きられると、他人や周囲の環境が気にならなくなります。

 

「魂の声」に従って生きられると、深い癒しを体験します。

 

「魂の声」に従って生きられると、心の平和が訪れます。

 

「魂の声」に従って生きられると、毎日が喜びで満たされます。

 

「魂の声」に従って生きられると、感謝の気持ちが自然に湧いてきます。

 

「魂の声」に従って生きられると、幸福や成功が当たり前になります。

 

 

クライアントから頂いた手記の一部をご紹介いたします。

 

 

(前略)

私は重箱の隅をつつくように両親の犯した過ちの粗探しをしました。

 

お酒を飲むと家の中で大声を上げる父親をとても弱い人間だと思いました。

 

私は父親をアルコール中毒者と呼びました。

 

子どもの頃から私に愚痴の聞き役を強制してきた母親のことが大嫌いでした。

 

私は母親を毒親と呼びました。

 

あるカウンセラーから私の家族は機能不全家族であると教わりました。

 

私は自分のことをアダルトチルドレンと呼ぶようになりました。

 

アダルトチルドレンの自助グループに参加をすると、子どもの頃の私がいかに純真無垢で無力であったか、全ての問題の原因は両親にあるのだと繰り返し教わりました。

 

私は自分の両親を否定していました。

 

家族とのつながりを拒否していました。

 

結局、私の問題は何十年間もかけて一向に解決しませんでした。

 

しかし、今、そのことが辛いのではありません。

 

私が今、最も辛いのは、今まで両親や家族を否定することで、自分の魂を深く傷付けてきたことです。

 

なぜなら、父親も、母親も、そして家族も、本当は私はみんなを深く愛していたからです。

(後略)

 

 

両親や家族を否定・拒絶したり、心理的に切り離すことで「スッキリした」「楽になった」と感じる一方で、心の中の小さい子どもの魂はメソメソと涙を流しています。

 

「心の声」は「スッキリした」「楽になった」と喜んでいますが、「魂の声」は泣いているのです。

 

このクライアントは、かつて自分が両親からされて最も嫌だったこと、最も辛かったことを自分自身に対してやってしまっていること、自分が自分の加害者になっていることに気が付いていませんでした。

 

つまり、自分の「心の声」や「頭の声」に従う一方で、自分の「魂の声(=「本当は、親や家族を深く愛していること」)」を無視していることに全く気が付いていなかったのです。

 

その後、運命心理学のセッションを受けて自分の「魂の声」に気付くと、大きな癒しを経験しました。

 

あなたも、「魂の声」に従って生きる習慣を身につけて下さい。

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【運命心理学】を学んで「心の声」から「魂の声へ」

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My soul will always be with you :-)

 

たなだ かつひこ

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