こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。
ビリーフチェンジシステムでは、心の悩みや病気の症状について、以下のようにお伝えしています。
「心の悩みや病気の症状の原因は、私たちが子供の頃に家族との関係性、特に、両親との関わりを通して無意識の心の中に刻み込んでしまった“悪魔のプログラム”に存在します。だから、原因となる"悪魔のプログラム"を正しく特定して取り除くことで、問題は根本解決します。」
さらに、ビリーフチェンジシステムでは、心の悩みや病気の症状の原因である悪魔のプログラムと、悪魔のプログラムによって生み出される対処反応とを区別します。
すなわち、ビリーフチェンジシステムで用いられる「心の構造化モデル」では、思考、感情、身体感覚、行動といった要素は、悪魔のプログラム(リミッティング・ビリーフ)の中には含まれません。
なぜならば、思考、感情、身体感覚、行動は、悪魔のプログラムの構成要素ではなく、悪魔のプログラムによって引き起こされる対処反応に過ぎないからです。
つまり、クライアントは、自分が持っている悪魔のプログラムが刺激されるような特定の状況に身を置くと、その刺激を受けた悪魔のプログラムが、それぞれに固有の思考、感情、身体感覚、行動の反応パターンを駆動するのです。
ビリーフチェンジシステムにおいて、悪魔のプログラムとそれによって引き起こされる対処反応とを区別するのは、たとえ同じ一人のクライアントであったとしても、ある一つの悪魔のプログラムによって引き起こされる対処反応は、相手や場面の違いによってさまざまに変化するからです。
つまり、クライアントが抱えている内なる悪魔のプログラムそのものは変わらなくとも、その悪魔のプログラムによって生み出される対処反応が不変であるとは限りません。
同様に、複数のクライアントが同じ悪魔のプログラムを抱えていたとしても、その同じ悪魔のプログラムに対して彼/彼女らが用いる対処反応は人によってさまざまに異なります。
ときには正反対に現れる可能性だってあるのです。
たとえば、子供の頃に「親からほめてもらえなかった(叱られてばかりいた)」「親が他の兄弟姉妹ばかりを可愛がった」「親から暴力を受けて育った」「学校でいじめを受けた」等の理由から。《私は価値のない人間だ》という悪魔のプログラムを持つに至った3人のクライアントについて考えてみましょう。
《私は価値のない人間だ》という共通の悪魔のプログラムを持った3人は、それぞれに違ったやり方でこの悪魔のプログラムに対して対処するかもしれません。
3人が共通して、「私は価値のない人間だ(だから、何か特別なことができるようにならないといけない)」と感じていることに違いはありませんが、
・ 一人は口やかましく批判や非難の多い人物をパートナーや友人として選び、その結果、「やっぱり私は価値のない人間だ」と感じて落ち込む(→服従的)
・ もう一人は、他者に対して偉そうに口やかましく振る舞うことで、「そんなことだからお前はダメなんだ」と自分の劣等感を抑圧して他人に投影することで感じないようにしている(→反抗的)
・ 残りの一人は、誰とも親密になることなく孤独な人生を選択し、他者と交流しないことで「私には価値が無い」と感じる可能性のある場面を極力避けて生きている(→回避的)
と三者三様の対処反応(服従的、反抗的、回避的)が考えられるのです。
※この3つの反応(服従的、反抗的、回避的)は、悩みを根本解決する上でとても大切な考え方なので必ず知っておいてください。
上記の例からもわかるように、対処反応は悪魔のプログラムに固有のものではなく、1つの悪魔のプログラムに対して最低でも3つの対処反応のパターンが存在することが明らかになっています。
こうした事実は、心理学を学んでいない全くの未経験者・初心者にとってはもちろんのこと、本来であれば心の専門家であるはずの心理セラピストやカウンセラーにとっても、悩みの根本解決を難しいものにしてしまっているようです。
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棚田克彦
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